ジムの開業に資格は必要?
ジムを開業して運営する際に「資格」は必要なのか。
これからジムでの開業を考える方にとっては、気になるキーワードだと思います。
今は何の資格も持っていないけど、それでジムをオープンしたら違法になるのか。
またフィットネスやジム経営に関わる資格はどんなものがあるのか。
この記事ではフィットネスジムに関わる「資格」について確認していきましょう。
ジムの経営に資格は必要か
ジム経営に関わる「資格」についてですが、大きく「トレーナー資格」と「運営資格」に分かれます。
結論から言ってしまうと、ジムを開業し運営する際に特段「資格は必要ありません」※条件あり
まずジムでトレーナーとして活動する場合には「トレーナー資格」が必要なんじゃないか、と考える思います。
しかし現状では自身で「トレーナー」と名乗ってしまえば特に資格は必要ではありません。
また出店するジムの規模や提供するサービスによっては必要になってくる「運営資格」があります!
30坪程のジムで、パーソナルトレーニングをメインとし、マンツーマンで指導するようなジムでは資格は必要ありません。
しかし、多くのお客様が出入りするようなジムや、プロテインドリンクなどのサービスがあるジムでは注意が必要です。
次章では各種の資格について詳しく見て行きましょう!
トレーナー資格について
トレーナーの資格は指導内容や目的によって多くの種類があります。
下記に代表的なトレーナー資格をご紹介していきます。
◇フィットネス系
・NSCA-CPT
NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定するトレーナー資格です。
※National Strength and Conditioning Association
トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う専門的能力が求められる資格です。
アスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対して指導を行う事を求められます。
トレーニング知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識も必要となります。
・NSCA-CSCS
NSCA-CPT同様にNSCAが認定するトレーナー資格です。
こちらはストレングス&コンディショニングスペシャリストとされ、上位資格です。
スポーツパフォーマンス向上や傷害予防にも特化した安全で効果的なトレーニングを計画する能力が求められます。
資格取得の条件には4年制大学の卒業またはそれに準じた教育機関の修了が含まれます。
・NESTA PFT
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定するトレーナー資格です。
※National Exercise & Sports Trainers Association
健康・フィットネス・ウェルネスのプロとして、総合的な知見を有すると認定するトレーナー資格です。
国際的な認知度も高く信頼度も高い資格です。
・JATI-ATI トレーニング指導者
日本トレーニング指導者協会(JATI:Japan Association of Training Instructors)が認定するトレーナー資格です。
日本の環境や実状に合ったトレーニング指導を目的するのが特徴です。
上位資格として「JATI-AATI 上級トレーニング指導者」「JATI-SATI 特別上級トレーニング指導者」などがあります。
◇アスレティックトレーナー系
・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
日本体育協会公認のアスレティックトレーナー資格です。
スポーツドクターやチームコーチと連携し競技者の健康管理、傷害予防、救急処置、コンディショニング等を行う。
・NATA認定アスレチックトレーナー
NATA(全米アスレチック・トレーナーズ協会)が認定するアスレティックトレーナー資格です。
※National Athletic Trainers'Association
アメリカでは準医療資格として認められており、一部の救急処置も可能な資格。
・JATAC-ATC
特定非営利法人ジャパン・アスレティック・トレーナーズ協会の認定する資格です。
理学療法士や柔道整復師などの資格保有者を対象に認定を行っています。
◇医療メディカル系
・柔道整復師
柔道整復ができる医療系国家資格となります。
日本独特のの医療技術として、スポーツに限らず多くの場面で活躍している資格です。
柔道が起源となるためスポーツと非常に関わりの深い医療資格。
・あん摩マッサージ指圧師(はり、きゅう)
指圧マッサージなどを行う医療系国家資格です。
よく資格不要と勘違いされるマッサージ指圧、はり業、きゅう業ですが、国家資格があります。
フィットネスジムなどにおいても活躍している人が多く資格です。
・理学療法士(作業療法士)
人間の基本動作となる座る、立つ、歩くなどの機能改善、悪化予防、維持を支援する医療系国家資格です。
フィットネスジムなどにおいても活躍している人が多く資格です。
・ACSM/HFS
ACSM(アメリカスポーツ医学会)が認定するヘルスフィットネス資格です。
※American College of Sports Medicine
フィットネスジムや大学、各企業、商業施設など活躍の場が多い。
・ACSM/CEC
ACSM(アメリカスポーツ医学会)が認定するクリニカルエクササイズ資格です。
臨床における運動指導のスペシャリストとして、心血管や肺リハビリテーションなどを医療機関と連携して指導する。
運営資格について
ここからはジムの運営に関わる資格を紹介していきます。
該当する場合、資格がないと営業できない場合もありますので注意が必要です。
・防火管理者資格
不特定多数の多くの方が出入りする施設や、敷地面積の大きい施設、などの場合に選任が必要になります。
開業するジムが「防火対象物」となるかは確認が必要です。
該当する場合は、全国で開催されている防火防災管理講習会に参加し修了証を取得する必要があります。
また開業前に管轄する消防本部へ届出を行い、現地確認をして頂く必要もあります。
消防法に違反した場合、営業ができないだけでなく、罰則がつく場合もありますので要注意です。
・食品衛生責任者
飲食物を調理提供する施設に選任が義務付けられています。
ジムではプロテインドリンクなどを作って提供するサービスなどがある場合に該当します。
プロテインを粉末で販売する場合や、パック封入された既製品を販売する場合は該当しません。
またプロテインドリンクを提供する場合は、調理場なども整備する必要がある為、内装設計にも注意が必要です。
資格の取得は早めに!
トレーナーの資格は必ずしも必要ではありませんが、あって困るものでもありません。
開業時に銀行から融資を受ける際や、お客様にトレーニングを案内する際に資格があれば信用も高く話しやすいでしょう!
運営関係の資格については、該当する場合は資格取得が無いと営業できない場合がありますのでしっかり確認が必要です。
ジムの開業に不安のある方、少しでも低リスクな開業をお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください!
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